2025年 東京優駿(ダービー) 【結果】
2025年/クロワデュノール(4-3-2-3):12.6 – 11.4 – 11.7 – 12.1 – 12.2 – 12.1 – 12.1 – 12.5 – 12.2 – 11.8 – 11.3 – 11.7
TIME/2.23.7 RPCI/54.3 前後3F差/-0.9 PCI3/57.4 ※速報値
想定のペースよりはやや速いが、これは逃げたホウオウアートマンの数値でもある。
実質、2番手で競馬をしたサトノシャイニング(武豊)がほとんどの馬の先頭というイメージのレースであった。
つまり、スローの展開となり、後方からでは届かないレースとなっていた。馬場も晴れ間も見れ、かなり回復していた。
また、マクる可能性があったファウストラーゼンの不発(状態が悪かった可能性が高い)もあり、スローの隊列競馬のようみも見えたが、武豊とルメールの”ある種”先行することで、後続にはなかなか崩せないレース展開となったのも事実。
結果
1着 ⑬クロワデュノール(北村友一騎手) 1人気 (4-3-2-3)34.2
2着 ⑰マスカレードボール(坂井瑠星騎手) 3人気 (8-8-7-7)33.7
3着 ②ショウヘイ(ルメール騎手) 6人気 (3-3-4-4)34.3
4着 ⑱サトノシャイニング(武豊騎手) 5人気 (2-2-2-2)34.7
5着 ③エリキング(川田騎手) 8人気(14-14-14-14)33.4
先行/⑬②⑱(⑭)
中団/⑰⑧⑨⑯⑥
後方/③⑦①
と展開の位置取りの差はあったものの、力差も考慮しても、順当な結果であると思う。
好走要因
まず考察から

◎ミュージアムマイル ○クロワデュノール ▲ジョバンニ ☆ファイアグランツ
△①③⑥⑰
MS指数 1位ジョバンニ 2位マスカレードボール 3位ショウヘイ 4位クロワデュノール
MSPF指数 1位ニシノエージェント 2位サトノシャイニング 3位カラマティアノス 4位マスカレードボール
結果的にも指数が相対的に良かったと思う結果。
またオッズで判断したが、最終的にマスカレードボールとミュージアムマイルが逆転していたので、それなら多少変えていた気もするが、それも仕方なし。
クロワデュノールは、別記事でも取り上げている優秀な新馬戦の数値を出した馬。やはりこの理論は正しいと証明されたようなもの。

勝ちに急ぎ過ぎた感もある最後の直線だが、能力は世代TOPとあって完勝だろう。菊花賞を目指すかは不明も、世代TOPとして期待せずにはいられない素質馬。
マスカレードボールは、後方というよりは中団からの競馬が出来たことが好走要因だと思う。これで左回りの競馬は、連対率100%を維持。そういう癖のある馬だが、展開一つで勝つ可能性もあった。今回のレースでは所謂”負けて強しの、強い競馬をした馬”である。
ショウヘイは、展開の利、ルメールマジック、馬の能力と、今回は恵まれた馬の1頭であるには違いない。
敗因要因
サトノシャイニングは、逃げるかも?は想定済みも、精神面で成長してた(もしくは騎手の技術)感もある。東京ではない場所なら、同じようなイメージで競馬できれば、重賞も取れる能力を持っている。先行からの抜け出しが良い馬ではあると思う。
エリキングは、後方から伸びてきた馬。理想的な競馬はしていたが、位置取りの差でもある。能力は高く、理想は中団からの競馬。サトノシャイニング同様、キズナ産駒でもあるので、これからのレースが楽しみな1頭。
ミュージアムマイルは、イメージ通りの競馬ではあったが、向正面で押し上げられず、後方からの競馬となってしまった。また最後もやや伸びに欠けた部分もあるので、距離と言われればそれまでだが、今後の成長次第ではまた返り咲く気はしている。
菊花賞へ
この世代の牡馬にとって、ホープフル、皐月賞、東京優駿、菊花賞と、輝く為のレースであるが、馬の負担も多いとされているレース。海外も視野にされている現代のローテでは、無理に菊花賞を目指すという事もしない可能性も高い。
ダービーの上位馬が、そのまま出走すれば、一部の着順の逆転はあるかもしれないが、そこまで変わらない結果も想像がつく。差し届かずの馬、成長待ちの馬(状態も含む)がどうなるかという事次第。
現時点は、このくらいしか感想が持てない…
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