2025年 優駿牝馬(オークス) 回顧

  • URLをコピーしました!
目次

2025年 優駿牝馬(オークス) 【結果】

2025年/カムニャック(11-11-12-11):12.3 – 10.6 – 11.9 – 12.6 – 12.6 – 12.7 – 12.9 – 12.9 – 12.5 – 11.6 – 11.4 – 11.7

TIME/2.25.7 RPCI/56.6 前後3F差/-0.1 PCI3/60.3 ※速報値

割りと想定内の結果で満足であったオークス。ペースは想定よりも遅かった。やはり馬場が重かったのもあるのかもしれない。

前日夜にXでも投稿したが、
「エンブロイダリーは血統が厳しいと思い、ルメールマジックでどこまで」
「リンクスティップは、デムさんは出遅れ、もしくは後ろからの競馬を選択→外回してやや不安」
「エリカエクスプレスは、流石に大外から逃げを選択はしない気もする」

ということで、アルマヴェローチェ軸は決まってはいたが、頭まで取れるかは不安だった。かと言って、どの馬が頭を取るかというのも中々思いつかず…。

結果

1着 ⑮カムニャック(シュタルケ騎手) 4人気 (11-11-12-11)33.8
2着 ①アルマベローチェ(岩田望来騎手) 2人気 (6-5-5-5)34.2
3着 ⑬タガノアビー(藤岡騎手) 10人気 (18-18-18-17)33.5
4着 ③パラディレーヌ(丹内騎手) 7人気 (9-8-8-8)34.3
5着 ⑤リンクスティップ(M.デムーロ騎手) 3人気(14-14-8-8)34.5

内を通った(もしくは直線で内を選択した)①⑬③
脚を溜め、外を回して直線で外を選択した⑮⑤
直線での芝状態を見ると、外有利な状態ではあったが、この距離での地力勝負もあり、INを選択した馬も好走。

好走要因

まず考察から

○アルマベローチェ ▲リンクスティップ ☆タイセイプランセス
△⑧⑨⑬⑮

前日の印としては、このようになったが、タイセイプランセス(石橋騎手)を選択するなら、実績からカムニャックだろうと、① – ⑤⑮ – 5,7,9,10,11,13,15,17,18 としていた。※エンブロイダリーが来て安くなっても仕方なしという判断。ただ、エンブロイダリーを消し想定レベルで考えていたので、3列目は広め。(指数で妙味がありそうだった⑧からのワイドは数点のみ)

内容的にも、地力TOPはアルマヴェローチェなんだろうと感じた。ロス無い競馬とはいえ、先行組としては勝ち負けまで演じ、騎手も勝つための競馬をしていた。位置取りを意識していたことが伝わってくる。道中は位置取りを意識し、3角~4角では外に出せるような距離感を保って、直線では開いたところを突く。結果、差し+馬場状態の良いところを走ったカムニャックに一歩及ばず。タフな馬場も要因でもあったとは思う。

カムニャックは、フローラSの勝ち馬ということで比較対象としては押さえておいたが、ブラックタイド産駒が勝つかどうかは微妙に思っていた。また、3角後まで後方で脚を溜めて、差しで狙う競馬で勝ち筋があったと思う。この馬はタフな馬場が合いそうな気がするので、キレ馬場になると不安を感じるが、能力は高い。

タガノアビーは、ダート血統でもあるが、フローラS4着、京都では33.3の末脚と、穴としては面白い馬であった。タフな馬場も、直線で開いたINを選択したのも良かった。先々まで芝で好走するかは別として、同じようなタフな馬場、条件であれば今後も面白い1頭。

パラディレーヌは、キズナ産駒+内枠、そしてフラワーカップ2着と3着ならワンチャンとまでは思ったが印は回せなかった馬。また7人気と穴人気していたのも消した理由。人気薄だったら、そういった理由で選んでいただろう。こちらは産駒的にも今後も楽しみな1頭。ただキレ馬場よりはタフな馬場。

リンクスティップは、差しを選択し、少し早めに仕掛けて大外回したことが一歩足りなかったと見える。差しというよりは、先行して消耗戦の方が合いそうな感じはするが…。それでも世代の中では上位に間違いは無さそう。

敗因要因

エンブロイダリーは、やや掛かり気味でもあり、外を回し、脚は溜めるような競馬ではあったが…やはり血統背景の距離だとは思う。2000mが限界のように思う。またここで勝ちきってしまったらアドマイヤマーズ産駒を考え直さなければならなかったので、その点でも良かった。間違いなく世代ではTOPの脚はあると思うので、距離だけかなと。

エリカエクスプレスは、成長待ちな気がする。スタートが良いので、先行は出来ると思うが、ある程度脚を溜める競馬を今後は見てみたい。または1800m以下だと面白い競馬をしそうな感じ。

ウィルザヴァイブは、あまり話題にならないが、回収指数2位だった馬。最後のシーンでもするりと抜けてきて印象的な競馬をしていた。アルアイン産駒の牝馬として、今後も楽しみな1頭と感じている。ただ決め手が限られそうな感じも…。

秋華賞へ

世代牝馬の集大成、秋華賞はどうなるか。

京都芝2000mとなるので、今回負けた馬も可能性は高い。エリカエクスプレスの成長、エンブロイダリーの距離調整、リンクスティップの先行競馬、安定のアルマヴェローチェ、勝ち馬のカムニャック。キズナ産駒も範囲内。(ただキズナ産駒の牝馬はやはり1800m以下が合いそうな感じ)

おそらくまた1人気となるであろう、エンブロイダリーは今回ほど嫌う理由はない。エリカエクスプレスの成長が一番楽しみな感じもするが、どうなるか。

また当日がタフな馬場だった場合は、また一波乱はあるかもしれないが、次は先行集団からの抜け出し勝負だとは思う。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次