2025年 高松宮記念 【結果】
2025年/サトノレーヴ(7-9):12.3 – 10.2 – 11.3 – 11.6 – 11.3 – 11.2
TIME/1.07.09 RPCI/49.1 前後3F差/+0.30 ※速報値
さらに特徴としては、上位4位までは、33.3~33.8の上がりが使える馬の差し決着、かつ加速LAPのレースLAP
※短距離戦で差し決着で、加速LAPを刻むレースはそう多くはない。
当日は、勝ち馬騎乗のモレイラ騎手のコメントにあったように「風」の影響もあった模様。いかに内で脚を溜めつつ、風よけを行えたか、そして、キレ脚を持っているかが勝負のポイントだったように思う。
似たようなLAP構成では、2023年のファストフォースが勝ったレースにも見えるが、風の影響も強かったようで、今年は特殊な結果になったと思う。
1着 ⑩サトノレーヴ(モレイラ騎手) 2人気 (7-9)33.4
2着 ⑭ナムラクレア(ルメール騎手) 1人気 (13-13)33.3
3着 ⑮ママコチャ(川田騎手) 6人気 (9-8)33.8
4着 ⑫トウシンマカオ(横山武騎手) 5人気 (10-9)33.8
好走要因
G1となれば、どの馬も陣営も騎手も、”勝ち”にこだわるレースとなり、4角後には横並びとなり、自力勝負になりやすい。
そんな中で、内でロスなく競馬をし脚を溜めたいのも騎手心理の一つ。しかし、INにこだわることで、進路がなくなる場面を多々ある。ゆえに、上位騎手は、INで競馬をしつつ、4角までに前の馬の一つ(もしくは半分)外側を狙っている。抜け出すタイミングと、抜け出せる位置が重要となる。
サトノレーヴ:先行集団と後方集団の間に、利用的な位置取りでスムーズな競馬。直線でも前が開くタイミングで200~250mからの追い出しで、騎手の手腕も噛み合って、ほぼ完ぺきな競馬。4角であえて抜け出さなかったのも勝因の一つ。
ナムラクレア:スタートは悪くないが、二の脚が遅めで後ろから。ルメール騎手はモレイラ騎手を目標に競馬をした。サトノレーヴの後ろを競馬したことで、抜け出すタイミングがワンテンポ遅れるが、同じ位置取りで競馬をして2着。上がりは0.1秒勝ち馬より勝っていたが、位置取りの差とも取れる。1200mのペース、長い直線が合ってるかなどは微妙も自力は高い。(※微妙というのは勝ちきれるかどうかという点)
ママコチャ:勝ち馬の少し前、かつコーナーまで脚を溜められるよう前に壁を作りつつ中団前目で競馬。この馬の特性上、キレというよりはジワジワ伸び、粘る競馬が合うタイプで、先に述べたように、コーナーでやや半身を外に出す。4角後は、その位置取りから前を飲み込んで追い上げるが、キレ勝負に屈する。キレ勝負でないレースのほうが合うはず。過去走からも1200mに限ると、前有利になる展開か、中山、小倉、京都などそういう展開になりやすいコースのほうが合う。今回3着に入ってこれたのは自力が高い証拠。
敗因要因
一部ピックアップして敗因回顧をしてみようと思う。

レース前考察では、【逃げ馬は危険】【先行~中団で脚を溜めて差せる馬】としていた。
前に行く馬候補として、③⑱は想定通り、逃げもしくは前で競馬をし敗戦。
ルガル:▲としてたが、”前に行けてしまった”感も否めず、3番手競馬も、キレ勝負に対応できず。当日の状態もイマイチだったようで、自力の差が出たと思う。ただ、ママコチャ同様、合うレースを選択すれば好走は可能な範囲。
オフトレイル:☆として穴候補として期待したが、やはり前半でついていけず後方から。また大外を回して差しのみの競馬の賭けをするも足りず。中京では大外回すことでメリットが生まれる時は少ない。自力負けも大いにある。馬場が渋ったときや、京都が好走する傾向があるので、狙い撃ちが良さそう。
トウシンマカオ:割とバレバレな戦歴を持つ馬で、左回りはやや苦手?、外枠巧者。左回りが苦手=内(左)に刺さる、長い直線が苦手などが考えられるが、今回はキレ勝負に対応できずといったところか。ただ、前のママコチャがやや邪魔で最後まで加速して伸びている点からも位置取りの差とも取れる。得意条件では本命、他では相手というようなタイプか。
マッドクール:1枠1番の成績が悪い、その結果そのものと取れるが、理想的にINで脚を溜め、後は伸びるだけだったが、結果は外(中)差し。この馬もキレ勝負は合わなそうで、他の条件で狙うべき馬であろう。
レース全体の総評
結果として、スムーズに脚を溜められた、キレ脚を持つ馬が占めたレースとなった。
前で競馬をした馬、INでロスなく競馬をした馬、ストライド走法の馬たちにとってはやや不利のレース展開。
⑱ペアポルックスが内枠にいたら…、何が何でも逃げたい馬がいたら…違ってたレースにもなってかもだが、総じて高松宮記念(中京芝1200m)は、差しに分があるレースとして覚えておいた方が良い。
このレースで負けてしまった馬たちは、中山、京都などでは着順は逆転する可能性も大いにある。
また、別路線組が活躍する路線でもあるのが芝1200m。しかし近年、なかなかそこをチャレンジする馬も減ってきている気もする。それは海外競馬へ挑戦する陣営が増えてきているのも要因の一つではないだろうか。
そもそも芝1200やダート路線のG1が少ないのも日本競馬の特徴で、海外との実力差が大きいのもある。
考察で、◎をつけた馬がいなかったのも、何かワクワク感が少し足りない思いもあったりなかったり…。
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